水は買うのが基本
日本では蛇口をひねれば出てくる水道水は安全に飲むことができますが、世界で水道水を安全に飲むことができる国は日本を含めて15ヵ国しかないようです。そう考えると日本がいかにインフラの整備された国かがよくわかります。
水道水を飲めない以上、海外では水は買うのが基本です。商店やスーパーでペットボトルの水は簡単に買えます。海外で街をブラブル観光する時でも私は「財布」「スマホ」「パスポートorパスポートのコピー」「サングラス」「ペットボトルの水」は必ず携帯します。
ローカル食堂ではコップに水が出されたり、テーブルに水の入ったポットが置いてあることがありますが、これは水道水なので飲んではいけません。必ず持参した水を飲むか、飲み物をその食堂で買って飲みましょう。海外では持参した飲み物を食堂内で飲んでもなんの問題もありません。
旅行ガイド本をパラパラ見ていると、たまに「歯磨きやうがいもペットボトルの水でしましょう」と書いてあったりするのを見ますが、そこまでする必要はないんじゃないかと思います。
水に関して言えば、軟水か硬水かによってお腹の調子が崩れる場合もあります。水には大きく分けて2種類あり、カルシウム&マグネシウムの含有量が1ℓあたり120mg未満なのが軟水、それ以上なのが硬水です。日本人が普段飲んでいるのは軟水です。
マグネシウムは下剤に使われたりもするもので、マグネシウムの含有量が多い硬水を、普段軟水しか飲んでいない日本人が飲むと下痢になりやすくなります。また味も微妙に違うので、味に敏感な人は硬水の味に違和感を覚えることもあります。
軟水じゃないと嫌だという人はラベルを見て軟水を買うようにしましょう。ちなみに軟水は英語で「soft water」、硬水は「hard water」でそのままです。