・シバラヤからパクディン(ルクラ近く)までの前半の行程記録です。パクディンからエベレストベースキャンプまでの後半の行程記録はこちらを見て下さい。これからエベレストトレッキングに行く人の参考になれば幸いです。
・普通エベレストのトレッキングはカトマンズからルクラという街まで飛行機で行き、そこからスタートするのが一般的ですが、私はルクラに飛行場ができる以前のコースを歩いてみたかったので、行きはルクラより下にあるシバラヤという街までカトマンズからバスで行き、そこからスタートしました。(帰りはルクラから飛行機でカトマンズに戻りました)
・シバラヤからルクラまでの道は現在あまり使われていないので舗装されておらず、アップダウンも激しいです。実際にシバラヤ~ルクラを歩いた後だと、ルクラ~エベレストB.Cの道か楽に感じるくらい大変だったので、ある程度体力のある方しかおすすめはしません。
・私の登山経験は日本で富士山に1度登っただけです。富士山には須走ルートを4時間で登るくらいの脚力です。時間などの参考にして下さい(普通の人は1.5倍くらい時間がかかると思います)。
・標高については持って行った地図に書かれてあったものです。多少違いがあるかもしれません。
(2014年10月の情報です)
青・・・カトマンズ(Kathmandu)
赤・・・シバラヤ(Shivalaya)
緑・・・ルクラ(Lukla)
黄・・・エベレストベースキャンプ(Everest Base Camp)
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目次
カトマンズでガイド探し
・私は登山経験がほぼなかったのでガイドをつけることに。泊まっていた宿のスタッフに日本語の話せるオーナーがやっているツアー会社を紹介してもらい、18泊19日で日本語を話せるガイドをつけました。(荷物を運んでもらうポーターはつけませんでした)
・カトマンズにはツアー会社が無数にあるので気に入ったところで話を聞けばよいと思います。
・料金は110,000ルピー(12万円弱)くらい。料金に含まれているのは以下のもの。(その他に、私はネパールの後にインドに行く予定だったのでインドビザの手続きしてもらい、無料でビザを取ってもらいました)
- 行きのカトマンズからシバラヤまでのバス代
- 帰りのルクラからカトマンズまでの飛行機代
- エベレストトレッキングに必要な代金(公園の入園料やTIMS代など)
- ガイド代
- 18泊分の宿代
- 18日間の食事代(朝・昼・夜好きなものを好きなだけ食べて良い)
- 寝袋のレンタル
・料金に含まれていないのは以下のもの。
- 個人的な買い物
- 水を含む飲み物代
- シャワー代
- スマホの充電代
荷物
・実際にエベレストトレッキングで持って行った荷物です。重量は10kgで、その他に常に1ℓの水を持っています。自分で担ぐので荷物量は少なくしていきました。
- 半袖2枚
- 長袖2枚
- フリースの上着1枚
- ユニクロの薄手のダウン1枚
- 厚手のダウン1枚
- 短パン1枚
- 薄手の長ズボン1枚
- 厚手の長ズボン長ズボン1枚
- パンツ3枚
- 厚手の靴下3足
- スポーツシューズ1足
- フェイスタオル3枚
- ニット帽1つ
- ネックウォーマー1つ
- 寝袋1つ
- スマホ1台
- タブレット端末1台
- モバイルバッテリー2つ
- ノート1冊
- パスポートのコピー1枚
- 海外旅行保険証
- ペン1本
- 地図1つ
- 登山ストック1対
・持っていけばよかったと思ったもの
- トレッキングシューズ
- 手袋
1日目(カトマンズ~シバラヤ(1,790m))
青・・・カトマンズ(Kathmandu)
赤・・・シバラヤ(Shivalaya)
・7時にガイドが来てバスターミナルへ行く。ターミナルにはボロボロのバスがたくさんあったが、まともなバスに乗り一安心。
・8時過ぎに出発し、途中1度昼食休憩と数回のトイレ休憩がある(トイレは草むら)。途中かなり標高の高い所を通るので景色は最高だが、悪路を通って行くので乗客の半数以上が吐く。吐くのが前提なのか、あらかじめ各座席に数枚ゲロ袋が用意されていた。
・17時30分にシバラヤ到着。カトマンズから9時間強かかった。
2日目(シバラヤ(1,790m)~バンダー(2,190m))
赤・・・シバラヤ(Shivalaya)
青・・・バンダー(Bhandar)
・8時に出発。この日シバラヤから出発した人は私とガイドの他に7人だけ(ペアが2組とトリオが1組で、トリオだけがここからベースキャンプを目指し、他の2組は周辺のコースを歩く)。
・出発後はいきなりずっと登りで、途中3回10分程度の休憩をはさみ10時50分に今日の頂上であるデウラリ(2,700m超)に到着。ここで昼食休憩。
・12時に再出発。デウラリ(Deurali)からバンダーまではずっと下りで13時10分にバンダーの宿に到着。体力的には余裕があったが、初日ということで無理せずにここで宿泊。
3日目(バンダー(2,190m)~セテ(2,750m)
青・・・バンダー(Bhandar)
赤・・・セテ(Sete)
・朝食後、8時に出発。キンジャ(Kinja)までは平地と下りで10時頃到着。キンジャで昼飯休憩。
・11時45分に出発、午後は1,000m超をずっと登る。ダカチュ(Dakchu)まで行きたかったが疲れたので今日はここまでにする。到着時間は14時15分。
4日目(セテ(2,750m)~ジュンベシ(2,700m))
赤・・・セテ(Sete)
青・・・ジュンベシ(Junbesi)
・朝食後、7時半に出発。朝からずっと登りで3,736m地点のラムジュララ(Lamjura La)まで4回小休憩をはさみ1,000mを一気に登る。ラムジュララ到着は11時15分。ここで昼食休憩。
・12時30分再出発。午後はずっと下りで楽。途中2回の休憩ははさみ、ジュンベシまで1,000mを一気に下り14時45分に到着。
5日目(ジュンベシ(2,700m)~ヌンタラ(2,330m))
青・・・ジュンベシ(Junbesi)
赤・・・ヌンタラ(Nunthala)
・シバラヤを同日に出発したトリオは朝ここでトレッキングを断念。
・7時20分に出発。午前中は緩やかな登りと下りですいすい進む。ここで初めて雪山が見える。11時にリングム(Ringmu)に到着し昼食。
・今日の予定はリングムまでだったが、早くつけたので先に進むことにする。
・12時に再出発。タクシンデゥラ(Taksindu La)まで1時間くらい登り、その後はヌンタラまでずっと下る。ヌンタラ到着は15時30分。道は狭く、荷物を運ぶロバと一緒に進んだので時間がかかった。
6日目(ヌンタラ(2,330m)~パイヤ(2,730m))
赤・・・ヌンタラ(Nunthala)
青・・・パイヤ(Puiya)
・朝から雨だったが構わず7時20分に出発。ジュビン(Jubing)までは下りで、そこからカリホラ(Kharikola)までは急な登り。11時のカリホラに到着し昼食休憩。
・12時20分に再出発。ブプサ(Bupsa)までは緩やかな登りで13時20分に到着。日程に余裕があるのでここで泊まるか先に進むかガイドと相談し、先に進むことにする。
・14時にブプサを出発。登りはじめはかなり急な登坂で、さらに大雨が降ってくる。雨が降ってきてからは休憩なしで一気にパイヤへ。パイヤに16時45分に到着。ガイドによると10年に1度レベルの大雨だったとのこと。
7日目(パイヤ(2,730m)~パクディン(2,610m))
青・・・パイヤ(Puiya)
赤・・・パクディン(Phakding)
・7時40分に出発。ちょっと登った後、スルケ(Surke)まで一気に下る。そこからチェプン(Cheplung)まで登り。チェプンに11時40分に到着し昼食休憩。
・13時に再出発。チェプンからはルクラからスタートするトレッカーも現れるので混雑するかと思ったがそれほどでもなかった。
・荷物を運ぶ動物がロバの他に水牛が現れる。水牛はでかいので危険。
・パクディンまではほぼ平坦な道で楽。15時に到着。ここからは道も整備されて、ちゃんとした宿に泊まることができる。
・パクディンからエベレストベースキャンプまでの後半の行程記録はこちらを見て下さい。