【観光編】値切り交渉について【初心者バックパッカー向け】

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値切り交渉について

日本でしたことのない人でも、海外では値切り交渉する場面には必ず出くわすと思います。値切り交渉は以下のような場面で起こります。

  1. 市場の土産屋
  2. タクシー・現地の乗り物(トゥクトゥクなど)
  3. 長距離バス
  4. 宿
  5. ツアー会社

1の市場の土産屋では値段が付いていないことがほとんどです。値切り交渉をして互いに納得する金額で買うのが基本のスタイルです。店側ははじめは相場よりもかなり高い金額でふっかけてくるので値切り交渉しないで買うなんて考えられません。店側からいくらで買いたいんだと言ってこちらの様子をうかがってくることもあります。

2のタクシー・現地の乗り物でも値切り交渉は普通です。発展途上国のほとんどの国はタクシーはメーターを使わないし、トゥクトゥクのような現地の乗り物にはそもそも初めからメーターなどついていません。なので乗る前に金額を確認して乗ります。交渉しないで乗ってしまうと降りる時にとんでもない金額を言われます。タクシーも相場以上の金額をはじめはふっかけてきます。特に空港にいるタクシーははじめから観光客を狙った悪い奴らだと思っておいた方がいいと思います。

3の長距離バスでも値段交渉の余地はあります。バス会社がたくさんあるようなバスターミナルだとバス会社は客の取り合いです。「あっちではいくらだった」と言えば値段が下がる場合も多いです。

4の宿でも値切りはしやすいでしょう。アジアの安宿が集まっているエリアでは客の取り合いで、泊まらないよりかは多少値段を安くしても泊めた方がお金になるので簡単に値切れます。

5のツアー会社でも値切り交渉はした方がいいでしょう。ツアーの場合、もとの金額が高めなので、市場や宿で小さな金額を交渉を何度もするよりも、ツアーでする1度の値切り金額の方が大きいので効率がいいです。

上記の3・4・5は適正価格から値切るパターンで、1・2は相場以上の価格から値切るパターンです。なので市場の土産屋とタクシーでは値段交渉をしないと、後で相場を知った時にボッタクられたと思うでしょう。

市場で買い物をする時、タクシーに乗る時にボッタクられないようにするには、事前にある程度相場を知っておくことが必要です。

例えばタクシーの場合は、事前にネットで空港から市内のタクシー運賃を調べておけば、それほど大きなボッタクりには遭わないでしょう。ただし、そもそも見たネット情報がボッタクられている場合もあるので注意は必要です。

市場の土産屋の場合は、市場に行く前にスーパーやちゃんと店を構えている土産屋(市場外にあるもの)などで値段を確認していくと良いでしょう。普通であればスーパーや土産屋よりも市場の方が安く買えるはずです。もし安くならなかったらスーパーや市場の外の土産屋で買えば良いでしょう。また、市場には同じものを売っている店が多数あるので、複数の店で同じ商品の値段を聞けば、だいたいの相場は分かると思います。

市場の土産屋で値切り交渉をする場合、まず相手が値段を言ってきますが、かなりふっかけてくるので特に聞く必要はありません。こちらは買いたい金額よりもかなり低い金額を言います。もしそこで相手がびっくりした表情をしたら、さすがにそれは低すぎる金額です。ただし、相手が落ち着いて最初に言った金額を下げてきたら、自分が言った金額でもまだ相場以上だった可能性があります。頑なにその値段じゃないと買わないと言い張ればその金額で買えることもあるでしょう。その金額でも店側にとってはラッキーなはずでしょうから。ただ、私だったらその店は出て別の店に行き、同じ商品をさっき自分が言った金額よりもさらに低い金額を言って様子をみたいと思います。

値切り交渉は慣れです。何度もやっていれば自然とうまくなっていくと思います。

ただ、初めの頃は値切りは楽しいかもしれませんが、おそらくだんだん面倒くさくなってくると思います。私も初めの頃は値切り交渉をしまくっていたのですが、現在はよっぽどおかしな値段を言ってきた時か、ツアー会社でしか交渉しなくなりました。

1年旅して市場や宿で毎回値切り交渉したとしても値切りで得られる金額は多くても1年旅して使った費用の総額の1%程度だと思います。1年旅して使った総費用が100万円なら、値切ったお金の総額はせいぜい多くても1万円程度ということです。

金額に対しては人それぞれ感覚は違うと思いますが、私はその程度の金額で1年間わざわざあっちこっち宿の値段を聞いて回ったり、値下げ交渉をするのは今は面倒くさいと感じます。その労力をツアーの時の値切りに回した方がよっぽど効率的です。運よくちょっと安い航空券を見つけられれば、値切った総金額など簡単に上回ります。

値切りは相手とのコミュニケーションのようなもので、そんなに剥きになってやるもんでもありません。

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