【心配・不安解消編】女だから1人旅は大変そう【初心者バックパッカー向け】

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女だから1人旅は大変そう

私は男なので実際のところは分からないのですが、女というだけで1人旅が不利になるようなことはないと感じています。それどころか女の方が男よりも断然旅は楽だとも考えています。女性のバックパッカーには「そんなことはない。女の方が断然大変だ」と言われそうですが、とりあえず私の考えを書いていきます。

まず女性の方が大変だと主張する人の言い分は以下のようなことだと思います。

  1. 女性はよく客引きに声をかけられるし、男が寄ってくるから大変
  2. おしゃれしたいから服がたくさん必要だし、化粧品あるから荷物が重くなる
  3. 襲われたりレイプされる危険がある
  4. 生理がある
  5. アラブ地域ではヒジャブ(頭や顔を隠す布)をつけるのが面倒くさい
  6. 長距離バスでバスにトイレがない場合のトイレが大変

細かいことを挙げればもっとあると思いますが、だいたい上記のようなものだと思います。ただしこの中で私が納得できるのは4と6くらいなものです。4は女性特有のものなので男の私には全く分かりませんが、月に数日とは言えまぁ大変だろうと思います。6もまぁ分かります。アフリカなどの一部の地域では基本長距離移動時のトイレは草むらです。男ならその辺で立ちションすればよいですが、女性の場合はちょっと離れた草むらまで行かないといけません。でもそんなによくあることでもないので、それほど大変なこととは思いませんが。

では以下で他の主張を潰していきたいと思います。

まず1の「女性は客引きによく声をかけられるし、男が寄ってくるから大変」ですが、まず女性だけでなく客引きは男性にも同様に声をかけます。客引き数人と仲良くなって話したことがあるのですが、彼ら(彼女ら)は声をかける人の性別など気にしていないようです。とにかく片っ端から通りを歩いている人に声をかけるとのことでした。たとえ女性物の服しか売っていない店でも「友達、彼女、家族へのプレゼントに」と言う風に男にも声をかけてきます。私も当然客引きには毎回声をかけられます。

次に男が寄ってくるという点ですが、これも強い口調で「NO !」と言うだけで対処できます。日本人は付きまとわれても黙っていたり、ヘラヘラしているだけなので、いつまでも付きまとわれます。でも欧米人女性が付きまとわれているのはあまり見たことがない。宿で会ったヨーロッパ人女性と話したことがありますが、その女性は「強めにNoって言えばほとんどいなくなるわよ。日本人はなんでいつもヘラヘラしているの?付きまとわれて嬉しいの?」と言っていました。つまりNOの一言さえ言えれば1は対処できるので大変ではありません。

次に2の「おしゃれしたいから服がたくさん必要だし、化粧品があるから荷物が重くなる」ですが、これはもう個人の問題です。その人がおしゃれや化粧で着飾りたいから荷物が多くなるだけで、男だっておしゃれしたかったら荷物は多くなります。誰もそのようにしろと強制などしていません。なので2の主張は意味がありません。

次に3の「襲われたりレイプされる危険がある」。たしかにその危険はありますが、実際どれほどの人が海外でそのような目に遭っているのでしょうか。私はそのような目に遭った女性に会ったことがありませんし、むしろレイプされた男性に1人会ったことがあります。それにそのような被害にある人は危険な場所を無警戒で歩いていたり、バカみたいに見知らぬ人について行ったりするようなアホがほとんどでしょう。それに男性にだって起こりうることなので女性だけの危険ではありません。

最後は5の「アラブ地域ではヒジャブ(頭や顔を隠す布)をつけるのが面倒くさい」ですが、普通に世界一周などしていたら、ヒジャブが必要なのはイランくらいなものでしょう。数日間のことなら大変というほどのことではありません。

反論もあるでしょうが、以上が私の考えです。次に男性の方が大変だという理由を書いて行きたいと思います。

長期旅行をする上では「移動」「宿」「食事」は欠かせないもので、ほぼ毎日発生するものですが、それら全てで男性の方が大変です。

まず「移動」については、一般的に女性よりも男性の方が体が大きいことが理由です。ちょっとネットで調べただけですが、20歳以上の平均身長は男性167.3cm、女性154.2cmだそうです(参考記事)。もっとも60歳以上だと平均身長は一気に低くなるので、20~59歳までの平均身長でいうと男性約171cm、女性158cmくらいだと思います。どちらにしても13cm程の差がありますし、体重差も10kg以上あります(参考記事)。

身長・体重で何が大変かはすぐにわかると思いますが、ずばり座席幅の問題です。バックパッカーの場合、飛行機はLCCがメインだろうし、陸路移動の場合は安い長距離バスを主に使うと思います。これらの乗り物の座席幅は泣きたくなるほど狭い。私は身長172cmなので男性の平均とほぼ同じですが、この身長でも毎回しんどい思いをしています。前の人が座席を倒したりしたら本当に泣きたくなる。女性でも座席が狭いと感じている人は多いかもしれませんが、その時はそれ以上に男性はつらい思いをしています。

次は「宿」です。宿でもこの身長・体重差は地味に効きます。平均的な身長の女性の場合は気にしたことはめったにないと思いますが、男性の場合はベッドが小さいと感じることがたまにあります。他にも「トイレの個室が狭い」や「シャワールームが狭い」など女性では想像できないであろう地味なつらさがあります。

もう一つは宿の予約です。Booking.com等の宿予約サイトを見て、これは安いと思って開いてみると安いのは空いている女性ドミだけといった場合がたまにあります。統計を取ったわけではありませんが感覚的にはバックパッカーの割合は男性7:女性3くらいだと感じています。なので当然男性の宿泊客の方が多いのに女性用ドミだけある場合はけっこうある。女性ドミは空いているのに、その他のドミはぎゅうぎゅうだったりするのも女性よりも男性の方が大変な理由の1つかと思います。

最後に「食事」です。これも体格が影響してきます。体が大きければ大きいほどそれだけエネルギーが必要になってきます。その為たくさん食べなくてはならない。そうすると食費が増える。ちょっと乱暴な理由ですが、これもちゃんとした男性の方が大変説の1つだと思います。

他にも細かいことを挙げればもっと書けますが、ざっくりと以上のことだけでも男性の方が旅は大変であるというのは理解できるのではないでしょうか。

ここまで長々と書いてきましたが、これを読んで女性だから旅は大変という考えを少しでも払拭できたならばありがたい。旅は確かに大変なことも多いですが、女性だけでなく男性も同じように大変です。

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