・キルギスはビザなしで滞在できる為、これから西へ行くバックパッカーなどはビシュケクで滞在し、各国のビザを取ることになると思います。ビシュケクにはさくらゲストハウスと南旅館という日本人宿もある為、旅人同士の情報交換もできるので、ビザ取得の最新情報も比較的楽に入手できるかと思います。
・私はビシュケクでトルクメニスタンのビザを取ったのでその時の情報です。私はビシュケクにトルクメニスタン大使館ができた数日後に行ったので、大使館側も含めて何もかもが手探りの状況でしたが参考までに記録しておきます。今はきちんと取得までの流れが整備されているようなので最新情報を確認した方が良いかもしれません。
(2015年7月の情報です)
トルクメニスタンのビザ取得方法
事前準備(申請に必要なもの)
・トルクメニスタンのビザは入国日指定、入国&出国の国境指定の5日間のトランジットビザしか取得できません。
・トルクメニスタンビザを取得するにはあらかじめ、トルクメニスタン入国の前の国と後の国のビザを取得している必要があります。(私の場合ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャンのルートだったのでウズベキスタンとアゼルバイジャンのビザは事前に取得しておきました)
・写真3×4cm×2枚
・パスポート
・お金(通常14営業日後受取35USドル、7営業日後受取55USドル)
・申請書と自己推薦レター(大使館で受取れます)
大使館へ申請しに行く
・トルクメニスタン大使館はビシュケクの南にあり、トルクメニスタンの国旗が掲げられています。大使館まではミニバスが走っています。ミニバスでの行き方はバスアプリで確認できます。バスアプリについてはビシュケクでめちゃくちゃ使えるバスアプリを見て下さい。大使館は下の画像の場所です。
赤・・・トルクメニスタン大使館
青・・・南旅館(宿)
・営業時間は9:00~12:00、15:00~17:00
・11時前に大使館到着。他に誰もいなく、守衛にビザを取りに来たと伝えると必要なものだけ持って(バッグは持ち込み不可)大使館内へ入れてくれます。
・男性職員とその秘書的な女性がおり、秘書的な女性が英語が出来た為通訳してもらう(男性はあまり英語通じず)。
・パスポートと写真2枚を渡すとウズベキスタンとアゼルバイジャンのビザを確認された後、申請用紙と白紙の紙を渡され外で記入するよう言われて大使館の外へ。
・大使館の外には何もなく(現在はテーブルと申請用紙・自己推薦レターの記入例の紙があるようです)、ノートを下敷きに座って申請書を記入。白紙の紙には自己推薦レターで、トルクメニスタンに行きたい理由、ルート、滞在日数を英文で書く。
・書き終わったら再び守衛に言い、再度大使館内へ。
・申請用紙と自己推薦レターを渡すと受取日の希望を聞かれ、最短の7営業日での受取り希望を伝えると、7営業日後の10時来るよう言われる。
トルクメニスタンビザの受取り
・7営業日後の10時に大使館へ行くも、今日はまだ大使館の職員が来ていないので14時に電話してくれと言われる。
・14時に電話するも繋がらず。何度かかけて、15時に電話繋がり、今日はまだできていない(トルクメニスタン本国からのビザ発行許可の連絡がきていない)から明日朝電話するよう言われる。
・翌日10時に電話。まだできていないと言われる。翌日にはもうビシュケクからオシュへ行きたいと思っていたので、直談判する為に15時に直接大使館へ。
・大使館へ行くとまだできていないが、ビザ代55USドルのうち10USドルを払って、トルクメニスタンに行きたいという意思を見せればビザ発行の許可が下りるかもしれないと言われ、銀行へ(振込先を書いた紙は渡されます)。銀行の場所は下の画像の場所です。
赤・・・トルクメニスタン大使館
青・・・南旅館
緑・・・KICB銀行
・銀行に行って振り込み。振り込みは窓口で行います。銀行に置いてある振込用紙に必要事項を記入しお金を渡せばOKです。お釣りはキルギスソムかUSドルのどちらがいいか聞かれました。振込完了の用紙をもらって再度大使館へ。
・守衛に言って大使館の中へ。振り込みを完了した旨を伝え、しばらく大使館の外で待っているとビザ発行の許可が下りたと言われ、再度ビザ代の残りの45USドルを振り込みに銀行へ。(おそらく外で待っている間にトルクメニスタン本国に催促の連絡をしてくれたのだと思います)
・銀行の職員に怪訝な顔をされながら振り込み完了し、三度大使館へ。
・営業時間の17時を過ぎていたが、秘書の女性がビザを貼ったパスポートを持って待っていてくれて無事受取。
・以上が私がトルクメニスタンビザを取得した経緯です。大使館が出来た直後に行ったこともあり、おそらく大使館側でもまだほとんどビザを発行したことがなかったのだと思います。その為申請から受取りまで大使館側の対応もかなり手探りな感じでした(大使館側も本国から発行の許可が下りないとビザ発行できないのでしょうがないとは思います)。現在はだいぶシステマティックになっているようで、しばらくの間、申請書を提出した時に振り込み用紙をもらいビザ代のうち10USドルを振り込むような流れになっていたようです(最新情報はどうなっているか知りません)。