・キプロス島は国際的にはキプロスという一つの国ですが、実際には南のキプロス共和国と北の北キプロス・トルコ共和国とに分断されています。
・北キプロス・トルコ共和国を国として承認しているのはトルコのみですが、南のキプロス共和国との間には国境のようなものもあり、イミグレーションもあります。また、南キプロスの通貨はユーロですが、北キプロス・トルコ共和国の通貨はトルコリラとなっています。
・国境は街なかのど真ん中にあり、世界でも珍しい様相を呈しているので、キプロスに行ったついでに訪れてみてはどうでしょう。
(2016年3月の情報です)
ラルナカからニコシアへの行き方
・国境はラルナカから約50km北に行った場所にあります。
赤・・・ラルナカ
青・・・国境(ニコシア)
・ニコシア行きのバスはビーチの前の道路から出ています。本数は1時間に1本程度で、土日は本数が少なくなります。バス停があり、時刻表もあるので行けばわかると思います。
赤・・・ニコシア行きのバス乗り場
・運賃は片道4ユーロ。往復ならば1日券の7ユーロを買えばお得です。運転手から直接買います。所要時間は1時間ほど。時間、運賃、ルートなどはIntercity Busesのホームページで確認できます。
・バスの終点は下の画像の場所です。ラルナカへ帰るバスもここから出ています。
赤・・・バスの発着場所
青・・・国境
北キプロス・トルコ共和国への行き方
・北キプロス・トルコ共和国との国境は上の画像の青のピンの位置にあります。
・事前に調べたネット情報では、北キプロス・トルコ共和国へ入国する時にイミグレで紙を渡されて、出国する時にその紙を返却するというのを見ましたが、私が行った時はそんなことはなく、入国時はパスポートをスキャンされただけで、出国時はパスポート提示すらありませんでした。
・南側のキプロス共和国はイミグレはありましたが、出国の時はパスポートをちらっと見せただけで、入国の際はパスポートの提示はありませんでした。
・日帰りであれば特に国境では心配する必要はないと思います。